GbV関連で知って、聴き始めたのが「Isolation Party」でその次に「Ten Years After」だったり(いずれもMatadorからのリリース)で、僕の中では「Matadorの人」というイメージがありました。
私は若い頃にPavement、Yo La Tengo、Superchunkといったバンドに熱烈にハマっていました。上記のバンドたちはいわゆる90年代の「USインディ」の代表的なバンドですが、90年代~00年代前半くらいにおける「USインディ」という言葉は指す範囲が広く、音楽性にも共通項があるようなないような曖昧なものでした。
そして、曖昧だったからこそ、レーベルのつながりやミュージシャンのコラボレーションの軌跡を辿ることで多くの作品に出会える面白さがあったのだと思っています。
DM3大阪公演(日記が終わっていないことを忘れたわけではないんですが…)の時も少し書いた通り、The Small Squareのアルバムリリースに関わらせてもらうことになり、僕とPaul Chastainとの交流が始まりました。
Paul Chastainは、一般的にDIYなインディ・ロッカーの草分けとして認知されていると思いますが、50歳を過ぎた今でも、おそらく皆さんが想像してる以上にずっとDIYな人だと思います。
例えば、TSSのアルバムジャケットや、TシャツのデザインはおおむねPaul自身が制作したものです。ジャケットの写真はPaulの家にあった植物だそうです(もう枯れてしまったらしい…)。
TSSのオフィシャルサイトも全部自分で作っています。ある日、中国からのコンタクトがあり、(中国の規制で)音源がDLできないと言われて、自分で調べて中国版Skype的なソフトをインストールして音源を送ったそうです。
Velvet Crush(ヴェルヴェット・クラッシュ)のヴォーカリスト/ベーシスト/ソングライターのPaul Chastainと、ドラマーのJohn Richardsonによるユニット、The Small Square(ザ・スモール・スクエア)のジャパン・ツアーの開催が決定しました!!!
リード・ギタリストに、なんとあのTommy Keene(初来日!!!)を迎えた鉄壁の布陣での演奏となります。
名古屋、大阪地下一階、クラブワンダー、神戸、東京公演でTommy Keeneのアコースティック・ショート・セットも決行します!
●10/30(金) 長野 松本 Give Me Little More “Hungry Beat! #5”
OPEN / START 18:30
ADV: ¥2,500(+1D) / DOOR: ¥3,000(+1D) / 学割: ¥2,000(+1D)
LIVE:
The Small Square
Scott & Charlene’s Wedding (from Australia)
同時多発ネコ
DJ:まきのしん(CRAZY RHYTHMS) , Hungry Beat Crew
●10/31(土)名古屋 spazio rita
OPEN: 18:00 / START: 19:00
ADV: ¥2,500(+1D) / DOOR: ¥3,000(+1D)
LIVE:
The Small Square
Tommy Keene (Acoustic Short Set)
me in grasshopper
Apple Light
※各出演者、アコースティック・セットでの演奏となります。
DJ:NONO , WATABON , HAYAKAWA
SHOP:Holiday! Records
●11/01(日)大阪 松屋町地下一階 “Melody #2”
OPEN: 18:00 / START: 18:30
ADV: ¥3,000(+1D) / DOOR: ¥3,500(+1D)
LIVE:
The Small Square
Tommy Keene (Acoustic Short Set)
Chelsea Times
Kung-fu Girl
DJ:RYU
SHOP:Holiday! Records
●11/2(月) 大阪 東心斎橋 Club Wonder
OPEN: 19:30 / START: 20:00
ADV: ¥3,000(+1D) / DOOR: ¥3,500(+1D)
LIVE:
The Small Square
Tommy Keene (Acoustic Short Set)
※各出演者、アコースティック・セットでの演奏となります。
●11/3(火・祝) 神戸 Helluva Lounge
OPEN: 18:00 / START: 18:30
ADV: ¥2,500(+1D) / DOOR: ¥3,000(+1D)
LIVE:
The Small Square
Tommy Keene (Acoustic Short Set)
Catholic Girlfriends
Apartment
Kasuppa
●11/4(水) 東京 渋谷 Tsutaya O-Nest
OPEN: 18:00 / START: 19:00
ADV: ¥4,000(+1D) / DOOR: ¥4,500(+1D)
ぴあ:Pコード【277-107】 / ローソン:Lコード【76776】 / e+:購入ページ
LIVE:
The Small Square
Tommy Keene (Acoustic Short Set)
ROCKBOTTOM
The Mayflowers
DJ:Masao Nakagami (Target Earth Records)
SHOP:This Time Records
Lady Flash前
Orange Humble Band / Katie Said No
The Hormones / Mr. Wilson
Jason Falkner / Follow Me
Silverhead / Hello New York
The Saints / (I’m) Stranded
The Fall / Victoria [org.The Kinks]
Dum Dum Girls / There Is A Light That Never Goes Out [org.The Smiths]
The Cure / In Between Days
The Monochrome Set / He’s Frank (Slight Return)
Chelsea Times 前
Emitt Rhodes / With My Face On The Floor
Badfinger / Day After Day
Dinosaur Jr. / Take A Rum At The Sun
Superstar / Barfly
Teenage Fanclub / Radio
The Posies / Solar Sister
Paul Chastain前
Alex Chilton / Free Again
The Move / I Can Hear The Grass Grow
Keith Cross & Peter Ross / Peace In The End [org.Fotheringay]
Matthew Sweet / Sick Of Myself
Big Star / September Gurls
Loggins & Messina / Your Mama Don’t Dance
DM3前
The Go-Betweens / Bachelor Kisses
The Choir / It’s Cold Outside
The Hollies / Stay [org.Maurice Williams and the Zodiacs]
The Real Kids / All Kindsa Girls
Raspberries / Tonight
Pilot / Magic
終演後
Edison Lighthouse / Love Grows (Where My Rosemary Goes)
The Nerves / Hanging On The Telephone
The Kinks / Till The End Of The Day
The Raspberries / I Wanna Be With You
Buddy Holly and The Crickets / That’ll Be The Day [from the original soundtrack of ‘American Graffiti’]
Velvet Crush / This Life Is Killing Me
Velvet Crush / Weird Summer
Creedence Clearwater Revival / Hey Tonight
John Fogerty / Almost Saturday Night
Big Star / The Ballad Of El Goodo
ライブは、ザ・スモール・スクエアの”Otherwhile”でスタート。アルバム中、最も勢いのあるロックな曲だ。演奏もラフな感じで、かっこいい。
続いて、ヴェルクラのバージョンでお馴染みのジーン・クラーク ”Why Not Your Baby”のカバー。いつ聴いても沁みる名曲だ。
続く”Ash & Earth”で涙腺が決壊したという方も多かったのではないだろうか。この日は、出し惜しみ無しで名曲を連発してくれた。それでも、まだまだ聴きたい曲はいっぱいあるんだけど!
新旧の曲を織り交ぜて、ライブは進行。この日1,2を争う盛り上がりだったのは、”Hold Me Up”。言わずと知れたヴェルクラの2ndのオープニングを飾る人気曲だが、アコースティックverだと間奏など少し物足りない感じになるのでは?と思ったのだけど、ギターソロもばっちり、ロックなアレンジでかっこよかった。
ポールはよくカバー曲を演奏するんだけど、この日はエヴァリー・ブラザーズの”Walk Right Back”のカバーを披露。前述のジーン・クラークもだけど、ポールの選曲は本当にいつもハズレがない。マシュー・スウィートみたいにカバー・アルバムを作ってほしい。
”Atmosphere””Time Wraps Around You”…隣からLady Flashハッピーくんのすすり泣く声が聞こえてくる。彼にもいろいろ思うことがあるんだろう。
僕だって、兄に借りた”Teenage Symphonies to God”を聴いていた高校時代には、自分がポール・チャスティンのライブに関わることができるようになるなんて、夢にも思わなかった。生きてたら良いことがあるものだ。
そして”Drive Me Down”。
世にアコースティック・バージョンで演奏される曲は数あれど、この曲ほどオリジナルとアコースティックで違った魅力を見せる楽曲は無いんじゃないかな。
ひとしきり盛り上がった後、最後はしっとりとスモール・スクエアの”Save My Life”で〆。
アルバムの中でもフォーク色が濃い楽曲で、「70年代の隠れた名曲のカバー」と言われたら信じてしまいそうな雰囲気だ。
素朴で優しいメロディーが、実に彼らしい。
Lady Flashのライブは何度も観ているけど、新ラインナップになってからは初めて。とにかく新メンバーの女子二人がかわいかった。
当初、Lady Flashは音楽の良し悪しは抜きに、テイスト的にこの日のラインナップの中では浮いてしまうのでは?と考えていたが、その浮いている感じが良いアクセントになった。何より楽しくて勢いのある演奏をするバンドなので、イベントのオープニングにぴったりだ。客席の反応も良かったと思う。
Lady Flash終演後、事件が発生した。DM3のCDの在庫が入ったリュックが見つからないのだ。終わってみればアホみたいな話だったので詳しくは書かないが、お騒がせしてしまい申し訳なかったです…緊張のあまり混乱してたと思っててください…。
アホな僕のために荷物を運んでくれたみっちゃん、ヒロさん、本当にありがとうございました。
この日の転換DJは、「ニューヨーク怒りの用心棒」ことリュウ君にお願いしたのだけど、毎度のことながら前後の出演者に合わせた絶妙な選曲で場を盛り上げてくれた。
Posies – Solar SisterやMatthew Sweet – Sick of Myself、TFC – Radioなど、90sパワーポップのド定番どころが多く流れてたところからも、彼の気合いと気遣いがうかがえた。
もう12年も前に彼と友人たちと一緒に「Totally Pop」というDJイベントを始めて、その時はDJの数よりお客さんの方が少なかったんだけど、この日は満員のライブハウスで回してもらうことができた。ちなみに余談だが「Totally Pop」は、12年前から毎年開催され、イベントの最後には必ずヴェルヴェット・クラッシュの”Drive Me Down”が流れている。